漢方薬の中国東洋医学からわかる陰陽経について

【知っておこう内臓の陰陽】

内臓と聞けば、胃や大腸、小腸や腎臓など全てひと括りで考えていませんか?
全てが繋がっているので、そこで特別分けた考えかたをしなくてもいいのでは?と思ってしまいますよね?
しかし、漢方を使う中医学では内臓を陰陽に分ける事も大事なステップの一つになり、それが漢方の効能への道しるべにもなります。

まず、陰とされるのが、肺、脾臓、心臓、腎臓、心包、肝臓になります。
この中で心臓と心包が気になる人は多いと思いますが、心臓は胸の左に位置する、ドクドクと毎日一生懸命働いてくれている臓器になります。

そして、心包は中医学独特の考え方になるのですが、これは目に見えている臓器ではなく感情を溜める場所になり、ある臓器だけで対応する西洋医学とは全く異なった伝統医学である事が分かりますね。

そして陽とされるのが、大腸、胃、小腸、膀胱、胆のう、三焦になります。
これもまた、知らない三焦が出てきましたが、陰で出て来た心包と同じく目には見えず、場所はお臍の少し下あたりの丹田辺りのエリアと言われています。

一般的には男性が陽、女性が陰と大きく分けられ、また臓器も陰陽に分けられるのです。

【陰陽系に適した漢方】

上に挙げた十二の器官ですが、これが十二系脈として大変重要な関わりを持っています。

肺から大腸、胃、脾臓、心臓、小腸、膀胱、腎臓、心包、三焦、胆のう、そして肝臓と系脈が順序よく繋がっているのですが、一つでも詰まってしまえば流れは悪くなってしまいます。

そこで漢方が助けてくれるのですが、系脈は手や足へと繋がっているので、手足の経絡ポイントからどの系脈の流れが悪くなっているのか?を判断してそこからどの漢方を処方すればいいのか?と決める事ができるのです。

弱くなっている器官を見つけてそこだけを治すという方法は中医学では取らず、弱くなっている器官とその周りの繋がりを見て全体を通して治していく方法を取ります。

そして、漢方を取り入れる事で、全ての循環をよくしていく事ができるのです。

漢方の種類にも陰、陽と分けられる種類があり、もちろん診断した上で、どの漢方の種類を合わせていくのか?という事ができるのが漢方薬剤師なのです。

また、女性ならではの疾患などに用いられるのが陰系の漢方の割合が多い場合もあります。

あまり知られていない陰陽系と漢方の関係でしたが、自分の体の器官の事なので、知っていくと楽しいものですね。